2018年05月25日 10時59分
レンジフードを交換する際には、設置予定場所に現在、どのタイプのレンジフードがセットされているのか?また、設置予定場所の寸法を測ります。これは、新しいレンジフードが設置予定場所に、法に違反しない形で設置できるかどうかを事前にチェックするものです。
設置寸法は「レンジフードの幅」「レンジフードの高さ」「吊り戸棚の高さ」「吊り戸棚の奥行き」「コンロからの高さ」を計測します。火災防止条例により、コンロからレンジフードまでの距離は80cm以上必要です。また、電源ソケットの位置によっては、新たな電気工事が必要な場合もあります。
古いレンジフードを取り外す際は、まずコーキングを取り除きます。コーキングは、レンジフードと壁の合間に施されているので、これをカッターで切っていきます。コーキングの処理が終わったら、元々取り付けられているレンジフードを取り外していきます。なお今回は、取り外すレンジフード、新しく取り付けるレンジフード、ともにスリム型のレンジフードを想定しています。
レンジフードは頭より高い位置に取り付けられているため、作業に際しては脚立などが必要となります。また、レンジフードは重量物なので、落下などの危険も考えて慎重に作業する必要があります。
古いレンジフードの前面と側面に取り付けられているカバーを外します。これらのカバーを外すと、思ったよりも空っぽな内部が見えてきます。目立つものと言えば、おそらくファンが入っているボックス部分とダクトでしょうか。
レンジフードのカバーを外したら、次はレンジフード本体の取り外しです。ダクトと本体の換気扇部分を外してから、取り付けねじを外していきます。
古いレンジフードを取り外したら、今度は新しいレンジフードを取り付けるために、水平取りとねじ穴位置のチェックを行います。
水平取りとねじ穴位置のチェックが終わったら、新しいレンジフードを取り付けていきます。古いレンジフードを取り外す時とは逆の順番で取り付けていく感じになります。
サイドと前面のカバーを取り付けて、保護シートを取り除けば、新旧レンジフードの交換完了です。初期設定をして、正常に動作すれば作業終了となります。